白山から撤退して、白川郷へ
2019-11-14
山記
ついでといっては何ですが、白川郷へ行ってきました。
このアングル。
よく観光写真で使われている、三棟の合掌造。
やっぱり絵になります。
屋根裏もこんな感じで見ることができます。
昔は、屋根裏で蚕を飼っていたんです。養蚕を副収入としていたわけです。
これ、模型じゃないですよ。
ちゃんとうごめいてます。
煙でいぶすことで、建物全体、そして茅葺に害虫がつくのを防いでいるのです。
しかし、なぜこんな貧しい田舎の集落が、今でもしっかりと残っているのか。
江戸時代、加賀藩直轄の火薬製造地帯だったそうです。
蚕の糞が主たる原料になっていたんですね。
外部の人間がめったに足を踏み入れることのない山奥。
幕府に内緒で火薬を製造するには、最適の地だったというわけ。
なので、大切に守られてきたのですね。