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山に行けない日の山記(自作トレッキングポールの話)

2018-07-12
山記

山に行けないときは、こんなものを作っております。
興味のある方だけご覧ください。

[caption id="attachment_15463" align="alignleft" width="640"]今回制作するのは、2段伸縮式のオールカーボンポール。 14mmと12mmの2本のカーボンパイプを用意し、これを鋸で切断します。 14mmは50cm、12mmは57cmとしました。 今回制作するのは、2段伸縮式のオールカーボンポール。
14mmと12mmの2本のカーボンパイプを用意し、これを鋸で切断します。
14mmは50cm、12mmは57cmとしました。[/caption]


[caption id="attachment_15460" align="alignleft" width="640"]使用したのは、ピラニア鋸ミクロ。 http://piranha.co.jp/ps-8 糸鋸でも切ることができますが、カーボン切断に向いた鋸を購入したほうが楽です。 カーボン粉末は体に悪いので、切断時はマスクが必須。 使用したのは、ピラニア鋸ミクロ。

糸鋸でも切ることができますが、カーボン切断に向いた鋸を購入したほうが楽です。
カーボン粉末は体に悪いので、切断時はマスクが必須。[/caption]

[caption id="attachment_15458" align="alignleft" width="640"]接続部分を制作します。 アルミ全ネジにシナノのシュアロックプラグとナットを組み込みます。 PEEKのスペーサーが12mmパイプの中に納まります。 接続部分を制作します。
アルミ全ネジにシナノのシュアロックプラグとナットを組み込みます。
PEEKのスペーサーが12mmパイプの中に納まります。[/caption]

[caption id="attachment_15456" align="alignleft" width="640"]今度はグリップ部分の製作。 軽量化のため、硬質の発泡スチロール素材とコルクを併せて使います。 まずはスチロールに穴あけ。 今度はグリップ部分の製作。
軽量化のため、硬質の発泡スチロール素材とコルクを併せて使います。
まずはスチロールに穴あけ。[/caption]

[caption id="attachment_15453" align="alignleft" width="640"]このように組み込みます。 スチロールはコルクの半分以下の比重なので、かなりの軽量化が期待できます。 このように組み込みます。
スチロールはコルクの半分以下の比重なので、かなりの軽量化が期待できます。[/caption]

[caption id="attachment_15454" align="alignleft" width="640"]仕上げにロードバイク用のバーテープを巻きます。 SILVAのコルクテープ白を選択。 仕上げにロードバイク用のバーテープを巻きます。
SILVAのコルクテープ白を選択。[/caption]

[caption id="attachment_15455" align="alignleft" width="640"]こんな感じで仕上がりました。 こんな感じで仕上がりました。[/caption]

[caption id="attachment_15457" align="alignleft" width="640"]そして、石突部分の製作。 鬼目ナットBタイプ(M5)をカーボンパイプにはめ込んで接着します。 接着はセメダインメタルロックを使用。 そして、石突部分の制作。
鬼目ナットBタイプ(M5)をカーボンパイプにはめ込んで接着します。
接着はセメダインメタルロックを使用。[/caption]

[caption id="attachment_15462" align="alignleft" width="640"]M5ネジだと、このようにブラックダイヤモンドのティップが使えます。 M5ネジだと、このようにブラックダイヤモンドのティップが使えます。[/caption]

[caption id="attachment_15459" align="alignleft" width="640"]最後にストラップの製作。 あまった12mmパイプを、30mmの長さで切ります。 上部にはビニールテープを巻き、抜け止めにOリングを使用。 適当な長さのゴム紐を結びます。 最後にストラップの制作。
あまった12mmパイプを、30mmの長さで切ります。
上部にはビニールテープを巻き、抜け止めにOリングを使用。
適当な長さのゴム紐を結びます。[/caption]

[caption id="attachment_15461" align="alignleft" width="640"]これを先端部分にはめ込んで完成。 これを先端部分にはめ込んで完成。[/caption]

と書きましたが、専門用語が多すぎて何のことだか分かりませんよね。
要は、トレッキングポールは材料さえそろえば、意外と自作できてしまう。
ということなのです。

通常は、1本200g以上ですが。
カーボンで自作すれば100g前後。
軽い!

ただし材料費は2万円以上。
高い!

それでも作りたいって人だけ、参考にしてくださいな。