津軽三味線のイメージ
この前友達が泊まりに来た時、
寝てる途中にいきなり起きて、何か叫んでまた寝てたよと言われました、ババです。
今回はどうしても主張したいことがあったので、
本のお話は次週に回したいと思います。
それは津軽三味線のイメージについて。
前述した友達、それはもうよく泊まりに来て宿代わりにされているのですが
そいつが泊まりに来たときは仕事の話から趣味の話まで、
だらだらとだべっています。
彼は音楽にかなり造詣が深く、
ピアノ、バイオリン、ギター、ベースなどまあいろんな楽器を弾くことができます。
なかでもバイオリンにかける情熱は異常ともいえるほどで、
暇があれば譜面とにらめっこしたり、次の定期演奏会の曲の歴史を調べたり、
クラシックを年がら年中聴いていたりと、余暇の時間の大半をそれに費やしています。
で、ある日話のネタになったのが楽器が持つイメージについて。
バイオリンとかはなんとなく高尚なイメージ、
エレキギターはなんとなくロックなイメージ、
フルートはなんとなく上品なイメージ、
などなどまあ個人によって差異はあると思いますが、何となくの世間一般のイメージはあると思います。
これは楽器の費用感と、音色、有名な演奏者によるものが大きいのではないかという話になりました。
さて、本題。
津軽三味線のイメージってどんなでしょう?
邦楽器といえば、尺八、篠笛、和太鼓、三味線、箏などがやはりメジャーですが
そのイメージを検索してみると
年寄りくさいだの、落ち着いているだの、迫力がないだのそんなんばっか!
わかってないなあ~~、わかってない! あの邦楽のすばらしさよ!
まま百歩譲ってね、尺八はまだそんなイメージが強いかもですね。
基本みんなが見てるのはおっきい尺八ですからね。音も低いものが多いしね。
でも、和太鼓とか三味線は違うでしょう?!
まあ千歩譲ったとしてね、
お座敷三味線は確かに落ち着いているというか、迫力のある音を出す楽器ではないのでね、
そう思うこともあるかもしれませんね。
でも津軽は違うでしょう?!
あんなにバシバシ皮を叩いているんですよ!
界隈ではもはや弦楽器ではなく打楽器だというくらい音が出てるんですよ!!
津軽三味線なんて生音で聴いたことがない人のほうが多いと思いますが、
ぜひどっかでやってる独奏の曲弾でも聴いてきてくださいよ。
新小岩とか、浅草とかの駅前に行くと弾きに来てる人が割といたりします。
前にもお話した通り、三味線の本質は唄付けですが
手っ取り早く凄さを知るなら独奏が一番!!
きっといままでのイメージが払拭されること間違いなし!
三味線=民謡=年齢層が高いというイメージは確かにあながち間違いでもないですが
それで迫力がないだの、聞いててつまらないだのと思われるのは悲しい限りです。
ぜひ一度!プロの演奏を!聴きに行ってください!!