『心』
こんばんは、ババです。
ずっと引越しを検討しているのですが、なかなかいい物件が見つからなくて困っています。
さて、今回ご紹介するのはブックデザインの第1人者である祖父江慎氏が装丁を手掛けた
夏目漱石の『心』。
誰もが知る名作を、2014年に刊行100周年ということで岩波書店が特装版を販売したのです。
祖父江氏は漱石本のマニアでもあり、さまざまな漱石本をお持ちとのこと。
その本がこちらになります。
https://www.amazon.co.jp/%E6%BC%B1%E7%9F%B3-%E5%BF%83-%E7%A5%96%E7%88%B6%E6%B1%9F%E6%85%8E%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-%E5%A4%8F%E7%9B%AE/dp/4000269739
家に実物があるのですが、写真撮ってくるのを忘れていました。
かつ、WEB上にあまりいい写真がない!!
意外と売れてないのでしょうか。。。
まず、函本っていいですよね。本を守ってくれてる感が半端ないです。
で、中身がですね、漱石の原稿をそのまま反映しているんです。
様々な解釈がある(らしい)漱石の赤字をそのまま読むことができます。
正直読みにくさが半端ないですが、当時の原稿をそのまま反映させていると思うと
ゾクゾクしますね。
表の装画も漱石自筆の当時のモノをそのまま反映させています。
中身が気になる方はぜひこのご紹介記事に目を通してください。
http://blog.andbono.com/entry/2016/01/11/160755
こんな本見たことないですよね??
すごくないですか?
歴史ある出版社だからこそなせるわざだなあとしみじみ。
というか、自筆の原稿って残ってるんですね…。
まだ僕が本屋さんで働いてた頃、岩波の新刊案内を読んですぐに取り寄せて
自分で買った思い出…
これは限定版ではないので大きな書店に行けば取り扱ってると思うし、
恐らく客注も可だと思います。
こんなコンセプトの本、なかなかないです。僕はほかに見たことがありません。
欲しい人はぜひ!