読者への挑戦状。
2018-03-12
そうだ、応募しよう。どーも、さわっちょです。
心が疲れているときは本格ミステリに限る。
家事も育児も放棄して、読者への挑戦状を受け取ろう。
というわけで、昨年末に話題となった『屍人荘の殺人』を読みました。
作者は今村昌弘さん。
昨年、同作で第27回鮎川哲也賞を受賞し、
公募ガイド8月号の「受賞のコトバ」にもご登場いただきました。
ご存知の方も多いと思いますが、同作は、
『このミステリーがすごい!2018』、
〈週刊文春〉ミステリーベスト10、
『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得した、
2017年最強の本格ミステリなのです。
で、1ページ目から心を鷲掴みにされました。
本格好きなら、ニヤニヤが止まらないでしょう。
ユーモアの軽妙さと、探偵たちのキャラがとてもいいのです。
そして、早々に、大胆な展開が待ち構えています。
そこからはページを繰る手が止まりません。気づけば、夜中の2時。
自分なりに謎を解き(本格の読者は自分で解いたと思いたいのです)、
すっかり元気づけられました。
本当に面白かった。
早く次作が読みたい。
特集でインタビューさせていただきたい。
と欲望が膨らむ膨らむ。楽しい一日でした。
澤田