No guitar, No Life なはなし その2
前々回のエントリーで書いていたMUTEKが開催されましたが、予定通り行けませんでした。
今から15年以上前の学生時代は週に3日以上はどかしらでライブを見ているか出ていたのですが、家庭を持つとなかなかそうもいかないです。
学生時代の私はバンドを組んでおり、私はギターを弾いていました。
その当時から使っていたのが前回のエントリーに出てきたPRSのCustum 1stになりますが
アンプはLine6 のPOD Proをプリアンプとして使っていました。
PODとは色々なアンプの音色を「アンプモデリング」という技術で再現する「アンプシミュレーター」と言われるもので
今でこそ非常に沢山のメーカーから様々な製品が発売されていますが
この前に発売された初代PODが「アンプシミュレーター」の元祖とも言える製品です。
様々なエフェクトが搭載され、フットスイッチを使って足元でエフェクトを切り替える
「マルチエフェクター」はそれまでも多数ありましたが
アンプ自体を再現する、というものはこれまでに無い画期的な製品でした。
POD Proは今でも持っていて、たぶん今でも動くと思いますが
その後も何台かLine6 のアンプシミュレータを使ってきて、
現在はFirehowk FXというフロアタイプのものを使用しています。
モデリングの質が以前よりも非常に高くなって、より本物に近い質感が得られると同時に
スマホやタブレットの大きな画面で細かくセッティングが出来るなど、操作性も向上しています。
最近ではモデリング以外にも「プロファイリング」と呼ばれる方法で録音したアンプの音を忠実に再現する
シミュレーターなども出てきていて、技術の進歩が恐ろしすぎる程です。
ビンテージ物のアンプなどは私みたいな一般人にはとても手が届かないですし、
手軽にいろんな種類のアンプを使える、というのはまさに新しい技術の恩恵です。
そういったデジタルな技術がより様々な発想を生み出す環境を作ってくれると思いますし
今後、確実に無くなってしまうであろうビンテージ物を技術的に保存する
そういった側面ではIT、デジタルな技術をより上手に活用できたら良いですね。