クリストファー・ノーラン「ダンケルク」
2017-09-29
ラジオと映画な日々というわけで、「ダンケルク」を観て参りました。
TOHOシネマズ新宿IMAXです。
週末の夜ということもあり、ほぼ満席。
某グループの某メンバーが満面の笑顔で「ドキドキしっぱなしでした」
的なことをテレビCMで言ってましたが、おっしゃる通り!
舞台は第二次世界大戦。
3つの視点でダンケルクの戦いを描きます。
ドイツ軍機を攻め落とそうと奮闘するパイロット、ダンケルクからどうにかして
船で脱出を試みる若き兵士、取り残された兵士を助け出そうと自家用ヨットで
助けに行くイギリス人親子。
どの視点にも自分と重ね合わせることなんか、絶対無理で、歴史上に起こったことを
傍観するしかないのですが、いつの間にか追体験しているかのように息が苦しくなってきました。
私の隣の席のサラリーマンはずっと背筋がまっすぐでした。
この映画を観て「イギリス賞賛映画だな」なんていう感想を言う人もいるようですが、
パイロットのその後や、若き兵士が読みあげる新聞の陳腐な言葉の羅列に、戦争の残酷さが
ひしひしと伝わってきたのは私だけではないはず。
きな臭いことが多いこの頃ですが、いったいいくつ戦争映画が製作されたら、国と国が憎み
あったりすることはなくなるんでしょうか。
そんなことを考えさせる映画です。
もちろん、鑑賞後はともに観に行った友人と、どの兵士役の人がイケメンだったか話しあったのでした……