韓国映画「コクソン」
2017-03-22
ラジオと映画な日々団結!
あ、失礼しました。
今、ハマっている韓国ドラマ「太陽の末裔」で、登場人物たちがやたらと言うので、
私も誰かに挨拶する時は心の中で敬礼しながら「団結!」と言っております。
(主人公が軍人なんです)
それはさておき、今日本で公開されている韓国映画は見逃せないものばかりですよ。
パク・チャヌクの「お嬢さん」、キム・ソンス「アシュラ」、ナ・ホンジンの「コクソン」。
全部観に行きたいんですが、中でも「チェイサー」「哀しき獣」ですっかりファンになった
ナ・ホンジンの「コクソン」を見て参りました。
http://www.kokuson.com/
韓国にある小さな村コクソン。
謎めいた日本人が来て以来、家族同士を殺しあうという残虐な事件が起こりはじめます。
主人公の警察官は、あの日本人が犯人ではないかと疑い始め、捜査を進めるうちに、
また事件が起こり、ついに警察官の家族までもが…
と書くと、単純なサスペンス映画のようなあらすじになってしまうのですが、
そこはナ・ホンジンの映画、一筋縄ではいきません。
話は二転三転し、ラストは観客が翻弄されたまま終わります。
あの時ほど隣に座る見知らぬ人に「今の、ねえ?あれどういうことだと思います?」
と話しかけたくてたまりませんでした。
前作の2作と比べて、映像の残虐性、主人公の追い詰められ方には思わず「よっ!待ってました」と
声をかけたくなる名人芸といった感がありますが、今回の作品は観客の心にいつまでももやもやした
嫌な感じを残し、後味をひくことに関しては、前作を遥かに上回る作品だと思います。
ぜひ、嫌な気分になりたい人は観に行ってみてください!