Logo

employee blog社員ブログ

東京の秘境「青ヶ島」探訪記 その4 星空に圧倒される

2017-03-21
山記

d4a2c7e0a8f4c0b22ace005d2405b79d
 

いきなり、写真から。
天体撮影とかやったことないんですが、どうにか撮れました。

事前情報で、青ヶ島から見る星空は日本有数の美しさだ、と聞いていたのです。
そこで、魚眼レンズを用意してきた訳です。
火口の中で魚眼レンズを構えているので、外輪山まで写り込んで、ちょっと面白い写真になりました。

にしても、澄んだ空、星の量。
寝転がって飽きずにずーっと見ていました。

なにしろ、周りに人がいませんので、寝転がろうが、走り回ろうが、大声で叫ぼうが、誰にも迷惑はかけないのです。
すごい開放感。

天体撮影する前に、ちゃんとお風呂に入りました。
前回出てきた「ふれあいサウナ」。
天然の水蒸気を使ったミストサウナです。

SONY DSC

中に入ると、もうこんな状態。
これ、サウナ室手前の洗い場です。
サウナの中は、もっとすごい。

で、サウナといえば水風呂。
のはずなのですが。
なぜか風呂桶に張られているのは、ちょうどいい湯加減のお湯のみ。

蛇口を捻っても、お湯しか出ない。
なんで?

水道管が地熱で温められているため、必然的にお湯になってしまうのだとか。
なんて経済的な。

SONY DSC

サウナに入る前、地熱釜に食材をセットしておきました。
風呂から上がる頃には、ちょうど食べごろに。

この地熱釜、けっこう便利でした。
芋のほか、魚とか卵とか、明日葉(その辺に自生している)とか。
なんでも放り込んでおけば、蒸し料理になります。
サトウのゴハンとレトルトカレーも、これで温めました。
光熱費はタダ。
なんて経済的な。

SONY DSC

蒸した芋に、青ヶ島特産の「ひんぎゃの塩」をつけていただきます。
ビールは、ふれあいサウナの自販機で調達。
星空を眺めながら食べる、至福のひとときでした。

SONY DSC

朝4時頃、寒くて目が覚めます。
キャンプ場は意外と冷えるのです。
そこで、寝袋を持って、ふれあいサウナの周辺まで移動。
地熱のおかげで、地面が温かいのです。

道路のど真ん中で、寝袋にくるまって寝ました。
天然の床暖房。
ああ、なんて経済的な。

SONY DSC

朝6時30分。
テント撤収。
9時台のヘリで帰らなければなりません。

最後に、展望台に登って撮影。
二重カルデラの景色を、ミニチュアライズモードで。

658e08cdbdc7081d5bff1ad60cdc7cdb

これで青ヶ島の景色も見納めです。
名残惜しいですが、帰路につきましょう。
なにしろ、ヘリは1日1往復のみ。
しかも連日予約でいっぱい。
乗り遅れたら、島から出られなくなります。

SONY DSC

家についてから、幻の青酎とひんぎゃの塩で、余韻に浸る。
またいつか、行ってみたいものです。