東京の秘境「青ヶ島」探訪記 その3 要塞が待っていた
青ヶ島探訪記もすでに3回目。
前日は夜3時まで飲んでました。
えー、そりゃあもう、大量に飲みましたよ。
昼まで寝ていたいけれど、そうもいってられません。
寝不足でふらふらしながら探訪を続けました。
宿の車でキャンプ場まで送ってもらいました。
そう、2日目はテント生活なのです。
キャンプ場の近くには、こんな設備が。
これ、地熱釜です。
蓋を開けてイモや卵などを入れ、下のコックをひねると、約90度の蒸気で蒸してくれます。
天然の蒸し料理が楽しめるというわけ。
ここは外輪山の内側。
火山の火口ならでは。
地熱釜で何を作ったかは、次回。
村営のふれあいサウナという施設もあります。
ちゃんと湯船もシャワーもあるので、テント生活でも快適です。
ここも火山ならでは。天然サウナです。
この話も次回。
引っ張りますよ。
内側から外輪山を見るとこんな状態。
かなり険しいですね。
これは簡単には登れそうにない。
とりあえずテント張りました。
もちろんひとりぼっち。
こんなところ、そうそう客はきませんよね。
時間があるので、港に向かいます。
道の脇、いたるところから蒸気が上がっていました。
これが不思議と硫黄臭がしないのです。
港へ行く唯一の道、青宝トンネルを通ります。
この手掘り感!
なんかすごいのです。
しかも長い。
で、工事のトラックが走り抜けていく。
ま、このトンネルを歩いて通る人、めったにいないらしいです。
トンネルを抜けると港です。
船はすべて高台に上げてあります。
防波堤がないので、係留しておくとすぐに破損してしまうのです。
このあたりは、黒潮のど真ん中。
荒れやすい海なのですね。
離島の苦労が伝わってきます。
ここで現代アートを1枚。
引いて撮るとこんな感じ。
どこの要塞だよ、と突っ込みたくなる護岸工事です。
いったいいくらかかっているのでしょう。
どんなに修理しても、どんどん崩壊していくのです。
永久に終わることのない工事をやっているのですね。
港の全景です。
まさに要塞。
なんかもう、圧倒されまくりです。
気になったのが工事費。
村民が200名に満たないので、自治体の収入だけでは当然成り立ちません。
つまり、国や東京都からいっぱいもらってるわけです。
次回に続きます。