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味覚は人によって違う

複合機にコピーを取りに行ったら、
TOBE小説工房をお願いしている阿刀田先生から、
来月号の確認原稿がFAXで届いていました。

「(担当以外で)日本で一番先に読むのは俺だな」
とこっそり盗み読みしてみたら、
来月号もなかなかの秀作。
手前味噌ですが、楽しみにしているコーナーのひとつです。

ショートショートと言えば、
最近、小5になる娘から「お父さん、この本おもしろいよ」と
ショートショートのシリーズものを渡されて読んでいます。

確かに、面白いことは面白いのですが、
どこか話が単純というか、わかりやす過ぎるというか。
基本的に「白だと思っていたものが、実は黒だった」的なオチで、
お父さん的には、
もうちょっとこう、行間を想像させてほしいなぁ、と。

逆に小学生がTOBEの優秀作を読んだとしても、
「これのどこが面白いの?」となるでしょうね、たぶん。

どっちがいいとか、悪いとか、そういうことではなく、
世代の違いによる当たり前の味覚の違い。

公募ガイド社内ですら、若手とベテランとでは、
作品に対する評価が大きく分かれることは日常で、
サービスを提供する側としては、
いつもそこの味覚の違いを忘れてはなりません。