村上春樹さんはこう言っている
2016-02-23
村上春樹さんはマラソンランナーとしても有名ですが、
東京マラソンを目前にして、
著書「走ることについて語るときに僕の語ること」
を改めて読み返しています。
この本の中で、
「小説家にとってもっとも重要な資質とは何か?」について、
触れられている部分があります。
要約すると、
・ 言うまでもなく「才能」
・ 次いで「集中力」
・ その次に「持続力」
村上さんに「やっぱ才能でしょ」って言われたら、
もうこれはちょっと身も蓋もない気もしますが(笑)、
「才能がないと小説は書けない」
ということではなく、
「自分はシェイクスピアではないから才能の絶対量が足りないし、
その不足分は工夫と努力で補うしかない。
その時どうやって自らを補強するかが、それぞれの作家の個性や持ち味となる。
これはマラソンから学んだことだ」
という趣旨のようです。
マラソンをはじめて、
参考書や専門書を読み漁っていた時に出会った本ですが、
以降、何度も読み返すバイブルになっています。