Logo

ceo blog社長ブログ

スカイマークの破たんに思う


国内航空3位のスカイマークが民事再生法の適用を申請しました。
JALが会社更生法を申請したのが2010年1月なので、
5年間で大手航空会社が2社も経営破たんしたことになります。



こうした大企業の経営が行き詰るニュースを見て思うのは、
大企業と中小・ベンチャー企業のマネジメントとでは、
留意すべきポイントがちょっと違うということです。

----
大きな船は、ちょっとやそっとの波で沈没したりしませんが、
舵を切っても、ゆっくりとしか方向をかえることができません。
船を造るにも莫大な資金が必要なので、誰にでも買えるという訳ではありません。

小さな舟は、ちょっとした波でひっくり返ってしまいますが、
舵を切れば、すぐに思った方向に進むことができます。
お金もそんなに掛からないので、ちょっと頑張れば買うことができます。
----

沈没するということに関して、「フネ」を「企業」に置き換えれば、

----
大企業は滅多に潰れませんし、そもそも数も少ないので、
その経営破たんは大きなニュースになります。
(取引先や顧客等、社会に与えるインパクトも大きい)

一方、中小企業が潰れることは日常のことなので、
「今四半期の企業倒産件数は**件です」とマクロ統計的に取り上げられることはあっても、
その企業によほどの特徴がない限り、ニュースになることはないです。
----

ということが言えます。


「小さい会社には、小さいなりの戦略がある」


小ささを自覚して事を進めようと思います。