一誌展開はデメリットが多い
2015-09-10
公募ガイド社の弱点を上げると、それこそキリがないくらい出てくるのですが、
「出しているのが月刊誌一誌のみ」というのも、そのうちのひとつです。
まず、経験値が月に1回しか上がりません。
複数誌出していれば、その分だけ倍速でノウハウが溜まっていくので、これはもう致命的です。
企業文化という面でも、ついつい”月単位”の考え方になってしまうので、
秒速で進化するネット系企業にどんどん置いて行かれてしまいます。
最近は少しマシになってきましたが、高々10人ちょっとの会社で、
「それは早くても3か月後になります」というような回答に腰抜かしてました。
リソースの有効活用という面でも不利です。
出版社はどうしても締め切りに向って工数が寄ってしまう傾向にあり(前半手待ちで、後半は鬼残業のイメージ)、
一誌だけだとリソース配分をしようにも限界が出てしまいます。
その他、広告代理店や取次などの取引先に対しても、取り得る選択肢が少なく、
なかなか交渉を優位に進めることができません。
ウェブへのリソースシフトで、弱点を解決しようとしていますが、そう簡単にはいきませんね。
メンバーも、僕も、もうしばらくは息を止めて頑張るしかないです。