マンホールGO
『鉄とコンクリートの守り人』というゲームアプリをご存じでしょうか。
街中のマンホールをスマホで写真に撮り、
マンホールの劣化状態(ひびや錆など)と数(カバーエリア)を競うというゲームです。
ポケモンGOみたいなもんですね。
実はこのアプリの目的はゲームではなく、マンホール蓋の維持管理。
国内には1400万個以上のマンホール蓋があると言われており、
その状態を把握し、適切に管理するには相当な工数が必要になる。
それを一般ユーザーにゲームとして楽しんでもらいつつ、
公共インフラの老朽化という深刻な問題を解決しようという一石二鳥の取り組みです。
プレイヤーは自然に歩けてしまう健康サポートの側面なども考えれば、
一石何鳥にもなるのかも。
公募も似たようなところがあって、自分たちだけでは解決できないことも、
こちらからの「よい問い」として投げかけることで、
多くの人の興味をそそり、
結果として思いもよらないアイデアやスキルを提供してもらうことができる。
公募ガイド社が目指すべきは、
そのインキュベーター(ふ化器)になることなんだろうなと思います。