順張りと逆張り
2021-06-28
投資のスタンスを表す言葉として、
「順張り」と「逆張り」という考え方があります。
相場のトレンドにあわせた取引をするのが「順張り」、
逆にトレンドと反対の取引をするのが「逆張り」。
株で言えば、
順張りは上がり基調にある銘柄を買ってそのトレンドに乗ろうとする戦術。
逆張りは誰もが見放した銘柄を底値で仕入れて相場が反発するのを待つ戦術。
順張りは「市場なんて神のみぞ知るのだから、大きな流れに乗るのが得策」、
逆張りは「信じるべきは、己の分析力や判断力」といったところでしょうか。
私個人としては「長期的には市場には勝てない」というスタンスなのですが、
個別にみると逆張り行動もよくとっています。
例えば「斜陽の出版社の社長をやる」というのは、
典型的な逆張りの考え方ですよね。
経営に関して言えば、
たとえ「儲かる」とわかっていたとしても、
自分が興味のないことはあまりやりたくない。
ときに順張りの素直さも重要だな~と思いつつも、
「この逆境を何とかしてやる」というマゾヒスティックな指向も否定できず(笑
バランスですね。