芥川賞・直木賞の記者会見
2021-01-20
芥川賞・直木賞の受賞記者会見で帝国ホテルに来てます。
記者席は抽選で決まるのですが、まあ真ん中くらいの席次かな。
17時08分、芥川賞は宇佐美りんさんの「推し、燃ゆ」と発表される。
17時16分、直木賞が西條奈加さんの「心淋(うらさび)し川」と発表される。
17時半頃から、
公募スクールでも講師をお願いしている、
島田雅彦先生による芥川賞選考プロセスに関する質疑応答。
※島田先生の講評もオンライン
宇佐美さんは21歳の大学2年生ということなので、
インターンでお会いしている学生さんと同じ年。
しかも、1作目が文藝賞・三島賞、2作目で芥川賞って、
才能がうらやましい。
話題の加藤シゲアキさんは、
かなりいいとこまで行ったみたいです。
作品として特に悪いところや破綻もなくて、
逆にそれがちょっともの足りなかった、次に期待したい、みたいな感じでした。
選考委員の中でも「選考前から加藤さんを受からせたい雰囲気はあった」とかで、
北方謙三先生は「私はなんとか入らせたかった」とか、正直に話すんだなあ(笑
まあ、選ばれなかったから話せることではありますね。
今年は選考会もオンライン併用でやられたようですし、
記者席もかなりゆったりしてました。
行くまでは「待ち時間は暇だなあ」と思っていましたが、
ホテル長テーブルの一人使いは仕事も捗って、
なかなかいい時間でした。
西條さん(左)と宇佐美さん