オンライン時代だからこそ
2020-12-09
最近、何でもかんでも「オンライン化」や「リモート化」の流れですよね。
人と会うのはオンライン、買い物はネット通販、
お店での食事よりもデリバリーやテイクアウト。
どんどん実物をリアルに感じる機会が減ってきている。
コロナになる前から、
「画面や頭の中だけでわかった気にならない。必ず実物を試してみる」
ことを信条にしてきました。
それはデザイン思考においては、
プロトタイピング(試作主義)がとても大切だから。
理論で考えるだけでなく、
小さな失敗を短いタームで実際に繰り返す。
目だけではなく、実物を五感で立体的に感じることで、
得られる情報量は劇的に増加し、
改善ポイントやミスに気付く確率も上がっていきます。
ちょっと話がずれますが、
20年近く前、銀座でインドカレーのお店に入ったとき、
インド人の店主に「スプーンではなく、手で食べてみなさい。その方が美味しいから」
と言われ、手で食べてみたら全然味が違った経験があります。
カレーは手でも味わえるということですよね。
やや逆説的ではありますが、
いろんなものごとのオンライン化が進むほど、
「頭ではなく、手で考える」ことの価値は上がっていく気がします。