パラダイムシフト
2020-10-22
テスラの時価総額が、
トヨタ、VW、ダイムラー、GMの大手4社合算を超えたようです。
トヨタやGMが年間1,000万台以上を販売するのに対し、
テスラは40万台弱で、シェアでいえばトヨタの3-4%ほどに過ぎません。
それがどうして株式市場ではそんなに高く評価されるのか。
かつては、
・(テスラが供給する)EVは内燃機関車の1/5のエネルギー効率(&エコ)
・部品点数が少なく構造も単純なので利益が出やすい
などがポイントとしてあげられていましたが、
最近よく言われるのが「車のソフトウエア化」。
停車中に車の基本ソフトが最新の状態にアップデートされ、
基本性能や自動運転機能がその度に高められていく。
つまり「買った時点から減価していくもの」だった車が、
ソフトの更新を重ねるたびに価値が高まるようになる。
株式市場は業界や企業の将来性を反映したものなので、
自動車の世界では確実にパラダイムシフトが起こりつつあるということです。
雑誌も同じで、「時間の消費」を前提としているから、
余暇時間の取りあいでネットやスマホに負けてしまう。
「読めば読むほど、時間が増える」
そんな雑誌が作れれば業界を変えられると思います。