卒制報告_18
2020-03-06
(卒制報告_17のつづき)
2月第3週。
作品本体の提出も終わり、
残すは展示細部のブラッシュアップのみ。
人によっては、
いったん仮作品で受付だけ乗り切り、
残り2週間で作品本体を仕上げていくケースもあるみたいですが、
私の場合、作品は出来上がっているので、
設営日までの残された時間で説明パネルの精度を上げていきます。
あっ、そうだ!
作品タイトルを書くのを忘れてました。
タイトルは『朔望 sakubou』
朔望とは月の満ち欠けのことです。
ひとつひとつの木球が月の満ち欠けに見えること。
その木球をディスプレイの画素に見立てて、自在に描画できる装置。
が作品コンセプトです。
だから、コンセプトパネルの方向性としては、
「この装置でこんな描画も作れます!」を見せていくべきと考え、
〇を白黒に塗りつぶして描ける絵を探ってみることにしました。
単に白黒2階調ではなく、
斜め線やグレートーンも表現できます。
だから、モナリザや花札なども表現できて、
やっているうちにこっちの方が楽しくなってしまった(笑
もっと初期段階でこの試作を数多く作っていたら、
作品の方向性も変わっていたかもしれないな、
と作品提出した今、改めて思ったり。
やはりデザインは”試作がすべて”ということなのです。