卒制報告_13
2020-02-26
(卒制報告_12のつづき)
1月下旬。
アクリル板の加工順を待つ間に、
板に打つネジの位置とフレームの仕様を確定する。
こうやって画像を上げると、
仕様は順調に固まっていったように見えますが、
アクリルもフレームも、
職人さんとの間で喧々囂々がありました。
アクリルに打つネジの数と位置、
フレームの形状、太さ、塗装などなど、
造形的にこだわりたい私と、
確実に納品まで持っていきたい現場とのせめぎ合い。
ときに険悪な雰囲気になりつつ(汗、
何とか着地することができました。
今回、学んだこととしては、
木球もアクリルも鉄もそうだったのですが、
世の中の部材には基本的に規格サイズというものがあって、
それをうまく使って設計するのが一番安価で仕上がりもキレイということ。
(それをしてないから、1,000万円の見積りが出てきてしまう)
例えば、鉄は裁断や溶接で熱が加わるとどうしても歪みが発生してしまう(+加工賃も発生する)ということから、
職人さんのアドバイスで、
角パイプや鉄板など、できる限り既製サイズをそのまま使う設計で進めました。
こういうリアルな現場情報のもと、
「あーでもない、こーでもない」と、
職人さんとプロダクトを作り上げていくプロセス。
仕事にできたら最高やな。