ムサビ卒展
2020-01-20
週末、武蔵野美大の通学生の卒展に行ってきました。
あまり時間もなかったので、
私の作品が展示される予定エリアを中心に、
制作側視点で見て回りました。
昨年も見に来たので、
その時のイメージが強く残っていたのですが、
やはり全体の展示計画が違うと全く違う雰囲気。
卒制を指導してもらっている先生からは、
「展示空間の条件や特性を逆手にとって「あの空間でどんなおもしろいことができるか?あの空間でしかできないことは何か?」みたいなところから展示プランを考えてみるのもひとつの手です」
と言われていたので、そういう目線で現地視察に行ったものの、
去年とはイメージが違い過ぎて、
参考になったような、あまりならなかったような。
それでも個別作品の展示スタイルや、
説明パネルのつけ方など、
細かいところでは参考にしたいポイントがいくつかありました。
それにしても美大の卒展に行っていつも思うのが、
中途半端な時間ではとても回り切れないということ。
ムサビでいえば、学士が約1,000名、修士が約100名なので、
おそらく1,000以上の作品が、
学内ほぼ全域を使って展示されているはず。
だからきちんと見ようと思うなら、
朝から晩までいても終わらないでしょう。
そんな中で、
いかにして来場者の記憶に自分の爪跡を残すか。
最後まで手を抜かず、
どこまでこだわれるかも試されてますね。