究極のデザインシンキングをみた
2019-12-23
何年か振りかに見たM1グランプリ。
優勝したミルクボーイさんのネタはすごかった。
見てない人のために、簡単にネタをお話しすると、
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オカンが忘れた朝ごはんの名前(コーンフレーク)を考えるために、
・甘くてカリカリ、牛乳をかけて食べる
・栄養バランスの5角形大きすぎる(ただし牛乳の栄養素を含むし、自分軸)
・パフェのかさ増し(客が怒るぎりぎりの量入ってる)
・朝から楽して腹を満たしたいだけの煩悩の塊
・生産者の顔が浮かばない(浮かぶのは腕組みしたトラ)
といった特徴について、
「それは、コーンフレークやないか」
「ほな、コーンフレークちゃうがな」
などと、面白おかしくやりとりするというもの。
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いやいや、これって究極の「デザインシンキング」。
相手(聴衆)の共感を得るために、
1)面白くなりそうな素材(テーマ)を選び出し、
2)いろんな切り口から素材の特徴を深堀りし、
3)どんな手法で表現(実装)するか
ということをとことんまで突き詰めていて、
普段、デザインの仕事や勉強をしている立場からみても、
すごいなこれ、と。
もうお腹がよじれるくらい笑って、感動すら覚えました。
これからTVに出る機会も爆発的に増えるでしょうから、
機会があれば見てください。