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フィナンシャル・アドバイザー


ここ数日、日系企業による海外大型M&Aニュースが続いています。

東京海上HD、9400億円で米保険大手を買収
パナソニックヘルスケア、バイエルの医療機器買収
日本生命、豪保険買収へ交渉 2000~3000億円

この規模のM&Aだと、
最短でも半年、おそらくは1年以上前から検討がはじまっていたと思います。



その間に為替レートは、
100円ちょっとから125円近くまで円安に振れてしまいました。

おそらく売り手サイドとは、
現地通貨(たぶん、ドル)ベースで交渉を進めてきたでしょうから、
円ベースだと買収価格が2割以上も上がってしまったことになります。

「千三つ(千に3つ)」と言われるM&Aのクロージング確率を考えると、
事前に為替予約していなかった可能性も高く、
東京海上あたりだと、ドル建て金融資産の保有も多いと思うので、
そちらで決済するとか、いろいろな選択肢を検討したことと思います。

そのあたり含めて、良いスキームを提案するのが、
「フィナンシャル・アドバイザー(FA)」と呼ばれるプロフェッショナルですね。
FAについては、いろいろと思うところもあるので、
また別の機会にでもお話しできればと思います。