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社員ブログ

あんまり楽しそうじゃないね

こんにちは。法人ソリューション部のムネです。

つい先日電車に乗っていると、使い古したノートを開く男性と席が隣になりました。

のぞき見るのはよくないよなと思いつつ、ついノートの方に目を向けると、どうやら日本語を勉強している外国の方らしき模様。日本語の日常会話がつらつらと書かれていて、反対のページには中国語らしき漢字が並んでいます。

ちょっとした隙間時間にも単語帳を開いていた昔を思い出しつつ、気になってちらちらとノートの中身に視線を向けていると、目に入ってきたのは、

「あまり楽しそうじゃないね」

という言葉。

うーん。グサッと来る。

言われたくない言葉ランキングがあればトップ5に入る言葉です。憐れまれている感じがして、ギュッと苦しい気持ちになる。「君さ、なんだか最近、あまり楽しそうじゃないね」なんて言われたら、身の振り方とか人生とかを真剣に考えなおさなきゃいけない気分になる気がします。

と、たまたま目に入った「練習帳」の言葉にグサグサと心を痛めていたのですが、よくよく考えると、別にこの言葉はしゃべっている相手に向けられたものではないような気がしてきます。

たとえば、
「新しくできた遊園地、あまり楽しそうじゃないね」
と聞いたら、ディスる対象を見つけた二人の会話っぽくて、そんなにネガではない。少なくとも、そんなにグサッとくる言葉ではない。

なんだか言葉の解釈がネガティブになっているような気がして、ちょっと落ち込んだ、というお話です。短い言葉も一筋縄ではいかないですね。