Logo

employee blog社員ブログ

☆「新国立劇場 オペラ劇場」愛称募集 表彰式潜入記☆

皆さん、新国立劇場を知っていますか?
「??」と思った方、これを機に覚えてください!同劇場はオペラ、バレエ、コンテンポラリーダンス、演劇という現代舞台芸術のための劇場。2007年に開場10周年を迎えることを記念して、その中の施設の1つであるオペラ劇場の愛称を募集していました。前置きが長くなりましたが、その表彰式におじゃまして参りましたのでご報告します!
審査員もかなり豪華なこの公募。
オペラ・舞踏・音楽にゆかりのある方々は勿論、ファッションデザイナーの森英恵さん、作家の林真理子さん、プロフィギュアスケーターの荒川静香さんなども顔を連ねています。
林真理子3000点を超える応募の中から決まったのは……
『オペラパレス』(日本語表記)
※アルファベット表記『OPERA PALACE Tokyo』
受賞者:東京都の熊野理恵子さん
8歳~92歳の幅広い年齢層の方から応募があったそうなのですが、審査員の方たちの熱い議論の元に決定したのがこの愛称!
そこはかとなく気品と威厳が漂います。
皆さんが気になるところの愛称の選定基準も改めて発表されました。
① 愛され②親しまれ③海外のお客様にもわかり易く④品格のあるもの
なるほど、③④などはオペラ劇場ならではの選考基準です!
また、選考の前提としていたことで私も思わず納得したことがありました。
それは、「商標登録ができる」ということ!
応募者の目線で見ると、これは盲点になりやすいことなのではないでしょうか?
でも、実際に使うことを考えている主催者側としては当然のこと。
今はウェブサイト上で既に登録されている商標かどうかを事前に調べることができますので、皆さん、今後はその辺りも頭に置いて公募に挑戦するのが入賞への早道なのかもしれません!
※ただし完全とは言えません。類似調査や登録の時差の問題などもあります
惜しくも最優秀賞を逃してしまいましたが、賞に入った作品たちも一部ご紹介します。
審査員特別賞の4賞です。
ミューズ賞:オペラート(OPERART)、オペラ賞:トップ(TOP)、バレエ賞:トペラ(TOPERA)、アトレ賞:東京オパー(TOKYO OPER)
荒川さん「舞台芸術は実際に目の前で見ることができるというのが魅力。そうすることで新しい発見と感動が生まれます。オペラパレスという愛称で親しんでもらい、1人でも多くの人にこの劇場に足を運んでもらえればと思います。」
というのは審査員の荒川静香さんのコメント(一部抜粋編集)。
公募された名前がきっかけで劇場に足を運んでくれる人が増えれば、
そして芸術がもっと世の中に広がれば…。
おお、公募は芸術の伝道師!?
な~んて、公募がドラマを生み出すストーリーを一人妄想してしまったりして☆
でも、本当にそうなったらいいですね♪
※新国立劇場10周年記念ロゴマークと、新愛称「オペラパレス」ロゴマーク記念マーク
オペラパレスロゴマーク
劇場余談ですが、オペラ劇場に実際に入っての感想をどうしてもご報告したかったので熱く語らせていただきます!
もぉ圧巻の一言!劇場内は客席の壁、天井とも全て厚い木材で仕上げられています。
これは歌手の肉声が理想的に響くように設計されているとのこと。
主催者様曰く、『まるで劇場そのものが、楽器のような空間』なのです。
常設のオーケストラピットではフル編成120人での演奏が可能。
構造は舞台と客席との親密な一体感を高めることを意図して、3層のバルコニーが舞台を抱え込むように三方にめぐる馬蹄型となっています。
表彰式ではテノール独唱も催されたのですが、空間に音が満ちあふれるような素晴らしい響き!まさに、楽器のような空間を実感してしまったのでした!