第20回ハンズ大賞 結果発表!
3月29日に第20回ハンズ大賞の表彰式と内覧会が行われました。
「ハンズ大賞」といえば、手づくりの作品のすばらしさを実感できる公募。
141点の入賞・入選作品を食い入るように見てまいりました。
第20回の応募状況は、応募総数1412点、応募者の年齢は3歳~93歳と
報告がありました。
**********
ハンズ大賞は「手で考えよう。手で見つけよう。手で創ろう。」を
スローガンに掲げています。
ここ数年のことだけを考えても、かなりいろんなものがやたらと便利に
なりました。
そのせいか、手づくりの作品は心にしみましたね…。
公募の基本でもありますが、やっぱり人は物を作っていかなきゃダメだなぁ、と。
**********
そういえば、私は「A4判用紙」と「水性ペン(黒)」が好きで、飽くなき探究心のもと
いろんな種類を見つけてはちょいちょい買い貯めています。
よく東急ハンズにも行くのですが、いまだに「(サイズが)大きい
ものを買った」証である大きい袋を持っている人が何となくかっこよく
見えてしまうんです。
買うものが紙とペンだと、あの大きさの袋は持てないんだよなぁ。残念。
**********
さて、本題にもどします。
第20回のグランプリに輝いたのは、
作品名:「Music!!!!!!!」(植村浩一さん)。受賞者の植村さん本人による作品説明が行われました。
この作品は壁掛けのオートマタ(カラクリ)です。
「ゴスペル」「ワルツ」「ラインダンス」「バロック」「子守歌」「ハワイアン」「バロックダンス」の7種類。ハンドルを回すとオルゴールが鳴って、人形も動き出します。箱の中には手回しオルゴールカードが5曲ずつ収納されているので、交換して楽しめるそうです。
ちなみに植村さんは学校で図工を教える先生です。展示されている100点以上の作品の中で、個人的には特に準グランプリ作品「箱庭屋~風景の小箱~」がお気に入り。
この作品は、「おかもち」の形をした木箱に5つの小箱が入っていて、そのひとつの箱の中にジオラマの世界が作られているのです。ベネチア、イギリス、カナディアンロッキー、モロッコ、モルディブの5種類。
受賞者の安田さんに聞いたところ、「日本人が好きな外国の風景を選びました」のこと。
小箱の窓をのぞくと…!!!想像以上に精巧に作られた景色が広がっています。
右の画像が、中の様子です。
見事な遠近感、楊枝や刷毛の1本1本の毛などを使って再現したという質感は圧巻ですよ。
少々残念なお知らせなのですが、このハンズ大賞は第20回を
もってひとまず休止期間を取る、と発表がありました。
第20回ハンズ大賞作品展はただいま開催中。
会期:3月30日(金)~4月1日(日) 10時~20時
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)
※入場無料
いろんな種類の楽しい作品がたくさん展示してあります。
質感や雰囲気をぜひ味わっていただきたいので、
お近くの方は足を運んでみてください!
入賞作品はハンズ大賞のサイトでも見ることができます。