「近松賞」初の大賞受賞作品上演
元禄光琳模様(げんろくこうりんもよう)
人様にも時代にも へつらうこと至って嫌い!
元禄の美を見きわめた尾形光琳の生涯を描く。
時は元禄。バブル経済の下、成金が金に飽かせて派手な遊びを競う。
しかし京都では、町衆として絵師として洗練された遊びで京雀の耳目を集める尾形光琳が、能・茶会・芝居・遊里と京の町を闊歩する。だが遊びと金は両立せず。金に詰まった光琳、心ならずも成金と権力に近づいていく。そして、それらを利用し、己の美を創り上げようと江戸へ下る。
しかし、バブルは弾けた。
権力に近づきすぎた光琳は、光琳の美は…。
金と世の中を斜めに見ながら本当の美を追い求める光琳と、バブリーな時代に浮かれ、流され、そして沈んでいった人びとの姿を描く。
作 :保戸田時子
出演:太川陽介 大沢 健 岩崎良美 かとうかずこ ほか
※「近松賞」について
尼崎市では、日本が世界に誇る劇作家・近松門左衛門(1653~1724)とゆかりが深いことから「近松のまち・あまがさき」をテーマに文化振興に努めています。近松の鉱石を顕彰するとともに、次代の演劇界を担う優れた劇作家を世に紹介し、新たな演劇作品の発掘、劇作家の育成を目的として、近松賞(正式名 近松門左衛門賞)を2000年に創設し、2001年度から隔年で実施しております。「元禄光琳模様」は第2回大賞受賞作品です。
【尼崎公演】
日時:2007年1月18日~21日
場所:ピッコロシアター 大ホール(兵庫県立尼崎青少年創造劇場)
チケット問合先:尼崎市ちかまつ・文化・まち情報課 tel.06-6489-6385
【東京公演】
日時:2007年1月26日~28日
場所:本多劇場(世田谷区下北沢)
チケット問合先:㈱アステム tel.03-5358-7971
【仙台公演】
日時:2007年1月30日~31日
場所:イズミティ21(仙台市泉区)
チケット問合先:(財)仙台市市民文化事業団 tel.022-727-1875