広告と映画の話
2021-10-21
乗算とシネマこんにちは、Yです。
最近、映画館でヒュー・ジャックマン主演の「レミニセンス」を観てきました。
フィルムノワールをほうふつとさせる、謎の美女と主人公のほろ苦いロマンスって感じ。
退廃した世界、水没した都市が舞台なのがもうたまりませんでした!
しっかり張られた伏線もちゃんと回収してくれて良かった~。
…でもちょっと引っ掛かりがあるんです。
それは、広告の打ち出し方。
「J・ノーランが仕掛ける映像トリック!」といった感じのTVCM、広告たち。
いやいや、脚本・監督はJ・ノーランの妻であるリサ・ジョイなんですよ。
J(ジョナサン)・ノーランはクリストファー・ノーランの弟。
2人で名作をガンガン出すようなすごい兄弟です。
だからそっちの名前で売り込んだ方がいいのは分かるのですが、
ノーラン映画をイメージしながら観るとやっぱり違うというか。
逆にそっちに引っ張られるのはもったいないというか。
日本の映画では広告を出すとき、偉い人の意向に沿う必要があるため、
広告の表現がマイルドになったり、邦題で主旨がズレたり、キャッチが謎のお涙頂戴になったりして、
ちょっと惜しいことがあります。これもそうなのかなあ、と映画館を後にしながらしみじみ思うのでした。
なので、洋画を観るときは、ぜひ原題にも注目してみて欲しいです!
(あと元々のキービジュアルにも…)
次回は「スター×〇〇」です。
巷で噂の「イカゲーム」にはまりそうな、Yでした。