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employee blog社員ブログ

本棚考:『ゆとり日記』のババさんが「引越に当たって本棚を自作しようと思っている」そうなので、もし少しでも参考になればと我が家の自作本棚を紹介してみむとてするなり(前編)

(きのうは全社員で終日研修だったため、1日おいて本日の更新となります。)どうも、プランナーの宮洋輔です。

レッツDIY
https://www.koubo.co.jp/editor/?p=18755

たしかに「イイ感じの本棚」には憧れますよね。本や雑誌が好きな民、とりわけ出版人(いちおう末席を汚させていただいています)であれば、なおのこと。

ジブンが本棚をハッキリと意識したのは、まだ実家にいた大学生の時。めったに褒められた記憶のない父から「いい本棚作ってるな」と言われ、嬉しくて涙が出そうになったのを今でも覚えています。もちろんこの時の本棚は物理的なそれではなく、内容としての本棚ですが。「本棚はその人の脳」という言葉もあるくらいで、それはそう。興味関心のあるものの集合体が本棚なので、納得は行きます。


ちなみにわがやの本棚
ちなみに我が家の自作本棚がこちら。天井まで壁面を有効利用しています

色んな人の本棚を覗いて回りたい、なんなればそれをコンテンツにしたい、という欲求すらあります。公募ガイドでも本棚特集をやれないいのに!作家の本棚とか、デザイナーの本棚とか、めっちゃ気になりません?!(会社以外の趣味としてやっちゃうか!)

知の巨人・立花隆さんの「ネコビル」がすごい


憧れの本棚といえば、まずは立花隆さん。言わずと知れた、知の巨人です。もうね、立花さんの本棚のすごさと言ったら、あまりの蔵書の多さにビルを建ててしまった、というほど。文京区小石川の通称「ネコビル」は、地上3階・地下1階のビルに2013年時点で約20万冊が収められているとか。今はどれくらいなんでしょうね…。これはもう本棚の中に住んでるも同然ですよね。

『立花隆の本棚』新刊超速レビュー【HONZ】
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/35188

これは、憧れるのもおこがましいほどの圧倒さです。(でも建てられるものなら建ててみたい)


立花隆さんのネコビル
「立花隆 ネコビル」の画像検索結果

司馬遼太郎記念館(大阪)の本棚もすごいぞ


司馬さんが歴史小説を書こうとすると、まず資料を買いあさるところから始めるそう。見つけ次第片っぱしから購入して軽トラックに積んでいくから、その時代の資料は「神保町の古書店から根こそぎなくなる」という伝説が残っているほど。

彼の没後、東大阪市の自宅敷地内に巨匠・安藤忠雄が設計した「司馬遼太郎記念館」が建てられましたが、蔵書のうち2万冊が収められた書架の見事さに目を奪われました。カッコいいとはこのことだ…。

高さ11メートルものその圧倒さは、彼の蔵書(の一部)を見せることでその迫力を表現するものなので、我々が実用性を求めて、というには難しいですが、一見の価値ありです。


司馬遼太郎記念館
「司馬遼太郎記念館」の画像検索結果

そして我が師匠・嶋浩一郎さん


博報堂ケトル前CEOにして、下北沢の名物書店『B&B』を作った嶋さん。公募ガイドをご覧の皆さんであれば『本屋大賞』を創設した人、といった方が分かりやすいかもしれません。

あ、えらい量になってきたので、いったんここで区切ります。それではまた。