母の認知症と小火騒ぎ
先週、我が家で小火騒ぎがありました。
私の母の認知症が原因です。
その日の朝、何時ものように二階の用事を済ませ下へ下りたら物凄く焦げ臭い臭いがして。。。。
「えっ? 何事? この臭い何? 」
慌てて台所のガス台を確認しにキッチンに駆け寄りましたが、ガス台は元々危険だから元栓から締めていたので大丈夫でした。
では、何処? 仏壇の線香か? 否、何処だ?と色々と探し回った結果、焦げ臭い元は電子レンジでした。
中を開けた瞬間、物凄い異臭がして中も黒焦げ。
思わず、悲鳴に近い声が出ました(泣)
一体、なんでこんな事に。。。。?
何事も無かったようにリビングの椅子に座っている母に問い詰めても、返ってくる言葉は何時もと一緒で
「私は知らない」「私じゃない」
認知症の症状だから仕方ないとは分かっていても、毎日こんな問答の繰り返し。。。正直、ほとほと疲れます。。。
他に燃えている物が無いかを確認したけれど見付けられず、とにかく電子レンジのコンセントとアースを外して廃棄するために外へ出し、掃除当番の日だった事から後ろ髪を引かれる思いで仕事へ行きました。
でも、やっぱり気になって母が日中お世話になっているデイサービスへ事の次第を連絡したら、驚く返事が返ってきました。
「お母さまが着用していた下着が焦げていました。」
どうしてこんな事になっているのか、ちょうど私に連絡を入れようと思っていたそうです。
それを聞いて考えれば考えるほど心配で仕事も手に付かず、社長に訳を言って一度家に帰していただきました。
帰って再度、確認したら母のベッドの上に朝には無かった筈の黒く焦げ穴が開いた靴下が置かれていました。
見た瞬間、今更だろうけど母の布団からその辺にあるもの全部を風呂場へ持っていってシャワーで水を掛けている私がいました。
やり場のない怒りが込み上げて涙が止まらなかった。。。。「もう限界だ」
今回、不幸中の幸いで大事には至りませんでしたが、色々な事を考え母を家で介護する事には限界を感じ介護施設を探す事にしました。
同年代の高齢者となった親を持つ子としては少なくとも避けられない道だとしても、辛い選択になりました。