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世界を相対化、マヤクの代わりにどうぞ。

dryflower

こんにちは。こんばんは。
冬生まれの寒がりライター・ユミです。

貼るカイロ、
貼らないカイロ、
ヒートテック、
つぶつぶ入りコーンポタージュ。
すべて、この時期の必需品。
そんな毎日を過ごしております。

寒いこの季節はインドア魂に拍車がかかるせいか、

外に出れない、出たくない!

というわけで、屋内でぬくぬく本でも読もうかと。
久々に本棚からガルシア・マルケスを引っ張り出して読んでいます。

マルケスの代表作と言えば、『百年の孤独』。

もちろん有無を言わさぬ傑作なのですが、
そして『百年の孤独』は焼酎の名前になっていたりもするのですが。

呑まずとも、
酔わずとも、
マルケス作品はどれも全て異国の世界にトリップできる
麻薬のような効能に満ち満ちています。

エレンディラ

例えばこちら。
マルケスの短編集『エレンディラ』。

家の中を魚が泳ぎ、蟹に人間の寝床が侵食される日常生活。
老いさらばえた乞食天使が寒村にやってきて、
結果的に何の奇跡も起こさない、というシュールな物語。

マルケスの小説では夢のような出来事があまりに淡々とつづられているので、

ああ、
自分がふだん生きている場所の常識なんて、
いつでもかなぐり捨てていいんだなぁ。
        

こんな風に、しみじみトリップ&自分の日常を相対化できるのです。
うーん、これぞまさに読書の醍醐味。(中毒性あり)

そんなわけで立春を過ぎましたが、まだまだ読書がはかどる毎日が続きそうです。
みなさまも流行り病にはどうぞお気をつけて、ご自愛くださいませ。
ではではまた。

ユミ