70年経ってわかったこと
2016-08-12
時短ブログ公募ガイド9月号は絶賛発売中です!(熊)です。
今回は買った人だけが応募できる、お宝プレゼントを用意し、
星新一先生の本をはじめたくさんのサイン本をそろえております。
本物なのか、いやおそらく本物と思われる星新一先生のサイン本は
弊社社員からも垂涎の的です、ぜひご応募ください。
---
さて、今年もまもなく終戦記念日を迎えます。
明治の終わり生まれの祖父(故人)の話を。
祖父は「しびや(※日比谷のこと)にあるってく」と言う、ベタな江戸っ子でした。
戦時中は、動員されて海の向こうにも出兵したそうです。
出征地で銃撃にあい、その後後遺症でずっと片耳が聞こえませんでした。
昨年、そんな祖父が住んでいた家を片付けることになり、手伝う中、
仏壇や位牌の中から見知らぬ名前を複数見つけることになりました。
褪せて見えにくくなった名前の脇に刻まれた年月は(昭和)20年3月10日。
東京大空襲の日です。
祖父はその日、当時の妻、一人娘、両親、兄弟を亡くし、家も失ったということでした。
その後終戦を迎え、祖母と再婚し、また新しい家族を築いたそうです。
辛い過去を語りたがらなかった祖父なので、我々も昨年初めて細かい事実を知りました。
普段からとても適当に生きていて、思想も持ち合わせてない私ですが、
今、こうして毎日大変だなと思いながら生活していることも
なんて幸せなことなんだろうと71年目にして改めて思います。