編集報 外の巻 其の2「誤用もみんなで使えば怖くない」
2012-10-26
性癖という言葉を性的な癖という意味で使おうとして、待てよ、それでよかったかなと思い直して辞書を引いたところ「性質上の偏り」とあり、例文として「彼は大言壮語する性癖がある」とあった。おまけに、「性質」と「性交」を取り違え、性的交わりのときに現れる癖や嗜好の意味で誤用されることがあるとも。いやあ、危なかった。
誤用と言えば、文化庁が2008年に実施した「国語に関する世論調査」では「憮然」の意味を70.8%の人が「腹を立てている様子」と答え、正しく「失望してぼんやりとしている様子」と答えた人は17.1%だったそうだ。しかも、誤用のほうを載せている辞書もあるとか。もっとも70.8%の人が間違っていたら、それは誤用のほうが正解かもしれないけどね。(黒)



