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『第80回 装苑賞公開審査会』におじゃましてきました!

去る4月25日、学校法人 文化学園 文化出版局「装苑」主催「装苑賞」の公開審査会におじゃまして参りました!
装苑賞は日本のファッションコンテストの中で歴史と権威を誇る唯一のコンテスト。今回でなんと80回目を迎えるというから驚きです。
審査員はコシノ・ジュンコ氏、高田賢三氏、滝沢直巳氏、田山淳朗氏、津村耕佑氏、津森千里氏、菱沼良樹氏、丸山敬太氏、山本耀司氏(※当日、高田賢三氏はビデオレターにて出席)。これらの第一線で活躍されているプロのデザイナーの審査が受けられ、更に装苑賞受賞者には100万円の賞金の他に、プロとして今後活躍していく上での様々なバックアップを提供する(詳細はこちら)というこのコンテスト。まさに『新人デザイナーの登竜門』といえるでしょう。
審査は事前審査で各デザイナー審査員が2名ずつ選んだ候補者・16人が、コンセプトを元に3作ったアウトフィットをこの公開審査の場で発表するというもの。キャットウォーク形式で行われました。
下着、バネ、カバン(正式テーマ名:カクレロ!!)、回数券などの切り取られるもの(正式テーマ名:time―キリトリ)などなど、思いもよらないテーマで表現されたファッションに身を包んだモデルさんたちが次々に登場。審査結果は「装苑」7月号で紹介後、こちらのブログでもお伝えしますが(写真もご紹介予定)、審査は難航していましたよ!
審査員の先生方のコメントで私が特に印象に残ったのは菱沼氏、丸山氏のものです。
菱沼氏『コンセプトが大事。そしてコンセプトだけでなく、それが現実に作品として場合に通じるかどうかが大事。』
丸山氏『(今回の審査を通して)デザイナーという職業がどういうものなのか、自分自身に問うきっかけになった。装苑賞が、どんな夢があってどんな物を作りたいか自分自身を見つけるきっかけになればと思う。』
両氏のコメントは服だけではなく、『モノづくり』全般に言えるのではないでしょうか。
何だかとても感慨深く聞いてしまいました。
そして私が今回の審査会で一番印象に残ったことは、会場に見に来ていた大勢のデザイナーを志しているのであろう人たちです。彼等のファッションを見ているだけでも楽しめたのですが、一番印象だったのは彼等の目。きらきらしていたのです!!会場で交わされている会話は今後デザインしていきたい作品のことや進路のことなどの夢にあふれたもの。受賞者特典の発表の時は、賞金の金額よりもプロとしてもバックアップ部分に共鳴を受けているようなどよめき。創作していく希望とエネルギーに溢れた会場で新たなデザイナーの誕生を目の当たりにする、そんなすごい体験を得られた素晴らしい審査会でした!