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YA文学短編小説賞 授賞式

ここ2~3日で、スギ花粉が飛び始めましたね。重度の花粉症で、へっくしょ~いとクシャミを連発中の(石)です。
ですが、花粉症の始まりは、春の始まりを告げるようなもの。
暖かな陽射しが降り注いだ2月8日(日)、ホテルローズガーデン新宿にて、公募ガイド社主催の『第1回YA文学短編小説賞』の授賞式と懇親会が開催されました。
月刊公募ガイドでも、2008年10月号で結果発表を、11月号で最優秀賞受賞作品「案山子の娘」(著者 山口雛絹さん)の全文の掲載を行ったため、記憶に残っているかたもいらっしゃるかと思います。
945編もの応募をいただいたYA文学短編小説賞、授賞式には受賞者をはじめ、最終候補作の著者の方々、審査員でもある石崎洋司先生、梨屋アリエ先生、協力していただいた講談社児童局の阿部薫氏、中田雄一氏にも参加していただきました。
YA授賞式
左から最優秀賞受賞者の山口雛絹さん、石崎洋司先生、そして我らが編集長・橋谷です。
授賞式の後は、石崎先生、梨屋先生、中田氏との鼎談が行われ、「YA(ヤングアダルト)とはなにか」、「作品を書く上での用語などの注意事項」「情報収集について」「YAについて出版社・書店に望むこと」など、貴重な話を伺うことができました。
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鼎談をする3人の話を熱心に聴いている参加者の方々の後姿が印象的でした。

自戒もこめて耳の痛いお話を1つ、雑誌や新聞などでの情報収集に関しては、
石崎先生「情報を集めようとしてもマスコミから流れてくるものは使い物にならない。」
梨屋先生「読者向けの(に作られた)ものなので、鵜呑みにするのはちょっと・・・。」
とのこと。
自分がキャッチ(ひっかかった・気になった)した情報が大切、とのことでした。
公募ガイドではもっとよりよい情報を、読者の方がキャッチしたくなるものを提供しなくては!と堅く心に誓った瞬間でした。
鼎談の後は会場を移し、懇親会が行われました。
著者同士の交流はもちろんのこと、自分の作品を片手に、直接先生方や編集部員に感想を求めるつわものもいました。
(石)も編集部の仕事内容を聞かれたり、作品の感想を言い合ったりと楽しく過ごさせていただきました。
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各作品をまとめたものを会場に置いたところ、他の方の作品からも何かを学ぼうと一心不乱に読んでいらっしゃいました。その作品にかける情熱が、新たな作品を生み出していくんですね!
参加してくださった皆様ありがとうございました、次回作もお待ちしております。
公募ガイド社では現在、第2回YA文学短編小説賞の作品を募集しております。
現在発売中の公募ガイド3月号か、こちらをご覧ください。
次回の授賞式で、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。(石)