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特集やってやる!の件

酔った勢いで宣言した「公募ガイド誌の特集をやってやる!」の件。

「何月号でやったらいい?(できれば売れなくてもいい月で…)」とメディア部に聞いてみたら、
「雑誌の特集より、ONLINEで”デザイン”カテゴリーのコーナーをディレクションして欲しい」
と言われました。

確かに。
デザインカテゴリーの強化は公募ガイドの喫緊の課題ですし、
基本的に1か月で市場から消えてしまう雑誌と比べて、
ウェブやモバイルのサイトであれば、
ページを削除するまでのもっと長い期間、
ユーザーに見ていただくこともできます。

でも一言で「デザイン」って言っても、
すごく幅が広いんですよね。

意外かもしれませんが、
(近代)デザインという概念が出てきたのは産業革命以降なので、
実はまだ150年くらいの歴史しかありません。

ですが、その意味するところはとても広く、
個別のチラシを「デザイン」と呼ぶこともあれば、
設計や計画という意味で「デザイン」という言葉が用いられることもある。
インテリアデザイン、プロダクトデザイン、編集デザインなど、ジャンルも多岐に渡ります。

公募ガイドのカテゴリーで言えば、
例えば「川柳」や「ネーミング」などに比べると、
理論・思想的なところからDTP知識的なところまで、
どうユーザーに伝えるべきなのか、
絞り込みが難しいのです。

でも折角やるなら、
単なるツールのテクニックに留まるのではなく、
公募という観点からデザインの本質に迫りたい。
それが結局のところ、
ユーザーに地力をつけてもらう王道だと信じているので。

何を伝えたいか。どう伝えるか。
詰まるところ、
美大でもそんなことばっかり考えていたので、
それじゃ創作が気分転換にはならないですよね(笑