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ceo blog社長ブログ

やる気が出る理由

読者の方から、
「公募ガイドを読むと、やる気が出てきます。」
と言われることがあります。

私は長らくその意味をわからずにいました。

「よし、受かってやるぞ」とか、
「(特集などを読んで)これなら自分もできそう」とか、
最初はそんなことなのかなと思っていましたが、
それはたぶん違います。

「創作意欲」と言うと、
少しぼやけてしまうのですが、

大喜利で面白いお題を出されて、
「よし、一発、笑わせてやろう!」と必死で考え込む感覚。

「走れば走るほど、空気をキレイにする車を作れ!」と命を受けて、
やる気満々になる車のエンジニアの感覚。

「そうだ、京都行こう。」と聞いて、
思わず手帳を開きたくなる女子の感覚。

なかなかうまく言えませんが、
公募ガイドを読んでムクムクとわき起こる気持ちは、
そんな感覚に似ていると思います。

実際、お取引先を訪問した際、
初めて公募ガイド誌をご覧になった方が、
「うわっ、こんなのあるんですか!?これ、俺、応募しようかな!」
と盛り上がるのはごく普通の光景です。
(現実はそこから応募するまでの道のりが険しいのですが…)

公募やコンテストは、やる気を喚起する心地よい制約であり、
より良い作品を生み出す効果的な仕掛けです。
また優れた作品は、次のやる気を生み出す原動力にもなっていて、
高レベルで回を重ねている公募は、
例外なくこのサイクルがうまく構築されています。

それを理解するのに、
何だかんだで3年くらい掛かってしまいました。