公募を使う時に注意して欲しいこと
2018-01-23
公募・コンテストに関する引き合いや、
お問い合わせが増える時期になりました。
作品をコンペ形式で募集する主催者様の狙いは、
大きく以下の3つと言えます。
1)競争原理を働かせたい(なるべく安く、良い作品を)
2)マーケティングツールにしたい(啓蒙、販促など、認知拡大に活用したい)
3)タレントを発掘したい(予想もしなかった作品と出会いたい)
どれもその通りだと思うのですが、
個人的には、1)だけを目的とするのであれば、
頑張って品質の読める発注先を探して、
随契でお願いした方がいいと思います。
なぜなら、私自身、1)を目的とした公募で何回も失敗してきたからです。
発注内容とサンプル(母集団)の属性がマッチする場合に限り、
稀にうまくいくケースもありますが、
「初めて募集します」という人が、
入札の感覚でコスパ最高の作品を手に入れられる確率は、
残念ながら極めて低いと思います。
逆に2)や3)の目的で公募を使う場合には、
やり方次第で、とても面白い結果を導き出せる可能性が出てくる。
公募ガイドに来た当初は、
「公募のメリットって、競争原理でしょ」
と考えていましたが、
それはちょっと違ったかなぁと最近では思っています。