岩崎俊一さんが亡くなられた。
「21世紀に間にあいました。」(トヨタ自動車)
「年賀状は、贈り物だと思う。」(日本郵便)
これらのコピーを世に送り出された岩崎俊一さんがお亡くなりになられました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H28_T21C14A2CZ8000/
と言っても、私自身、何ら面識があるわけでもなく、
間接的に仕事をご一緒させて頂いた経験があるわけでもありません。
鉄道会社が発行するフリーペーパーにエッセイを連載されていて、
毎月それを読むのが楽しみでした(要は単なる一ファンということ)。
「いつか一緒に仕事したい」と勝手に妄想している方が何人かいらっしゃるのですが、
岩崎さんもそのうちの一人でした。
出版の仕事をはじめるにあたり、
「タイミングをみて、飛び込みでアプローチしてやろう」と考えていたものの、
いくら検索しても事務所の連絡先が見つからないこと
連載されているエッセイの内容
から、健康上の理由で仕事をセーブされているのかもしれない、
と推察してはいました。
連載エッセイのタイトルをいくつか挙げてみます。
(流石に超一流のコピーライターだけあって、どれもこれも秀逸で、選ぶに選べないのだけれど)
・蜂に、心を刺された日。
・たたく手は、たたかれる手より、痛かったかもしれない。
・この子の3歳は、たったの1年。
どうです?
読んでみたいと思いませんか?
これからあの連載はどうなるのでしょう?
もう読めなくなってしまうのでしょうか…
公募ガイドも、こう思われるサービスを目指したいと思います。
最後になってしまいましたが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
※岩崎さんのエッセイについては書籍化されています。
興味のある方は是非。
大人の迷子たち(廣済堂出版)
http://honto.jp/netstore/pd-book_26402939.html