最適な告知戦略で、業界外へのコンテスト周知を図る
全国印章業経営者協会代表幹事 小林彰男様
最優秀賞10万円とスタンプをプレゼント!≪歳の印2024≫今年のはんこ募集!!
公募ガイド社がご支援した事
- 応募要項や告知戦略に関するコンサルティング
- チラシ制作やダイレクトメール発送、SNS広告などの告知業務
最適な告知戦略で、業界外へのコンテスト周知を図る
印章業界のPRの一環として行われている、「歳の印」プロジェクト。全国印章業経営者協会(以下「JS会」)では、本企画で制作する、その年の象徴する絵柄を彫り込んだハンコ「歳の印」の原画を募集しています。2022年はウクライナ侵攻を踏まえて“NO WAR”を訴えるハンコ、2023年には八冠を制覇した藤井聡太氏を彫ったハンコなど、これまでさまざまなニュースをモチーフにした印章が誕生しました。
本コンテストについては、主に募集・告知に関するサービスをご利用いただいております。公募ガイドのサービスを採用した背景や導入後の変化について、JS会・代表幹事の小林彰男様に伺います。
世相を表すハンコで、印章業界を盛り上げる
――「歳の印」プロジェクトがスタートしたきっかけや経緯について教えてください。
小林様:「歳の印」プロジェクトは、JS会創立40周年を記念して始まった企画です。日本の文化であるハンコをもっと知ってほしい、楽しんで使ってもらいたいという思いから、その年々の象徴となる出来事を毎年ハンコで表現しています。
――2017年から始まった「歳の印」プロジェクトですが、原画の公募については2022年が初開催とうかがいました。絵柄デザインを公募に切り替えた理由について教えてください。
小林様:「歳の印」原画の公募を開始したのは、やはり広くアイデアを募りたかったからですね。印章業界内にいる我々が考えるデザインというのは、どうしてもハンコにしやすいものに偏ってしまいがちです。公募制にすることで、必要以上にハンコにすることに縛られない、いろいろな案が集まるのではないかと考えました。
一番の課題は、業界外への告知だった
――初開催時にはどのような課題がありましたか。
小林様:業界外への告知をどうするかが一番の課題でした。年齢や職業など、どのような層にいる人がこういったデザインコンテストに興味を持ってくれるのか、全くわからない状態からのスタートでしたから、印章業界にいる人以外にどうやってアピールすればよいだろうと頭を悩ませた記憶があります。
――2023年の開催時には、webバナーやPR記事など、主に告知面で弊社がお手伝いさせていただきました。初開催時より改善されたと感じた点や効果などについて自由にお聞かせください。
小林様:応募数が増えたのはもちろんですが、「ハンコ」という固定観念にとらわれない自由な作品が数多く集まるようになりました。公募ガイドのアドバイスやサービスを活用し、WEBで広くPRした結果、印章業界にあまり縁のない方たちにも多数応募していただけたようです。
そのためか、良い意味で枠におさまらない、大胆な構図やデザインが増えましたね。また、年代や環境などによって世相を表す出来事の違いも感じられて、面白かったです。
告知ターゲットを絞って、質の向上をはかる
――応募数や作品の多様化によって、変わった点はありましたか。
小林様:応募数が増えて喜ばしい一方で、ハンコにすることを想定していないものや、著作権侵害でNGになるものなど、応募規定をクリアしていない作品も少なくありませんでした。応募数をある程度キープしつつ、いかに質の高い作品を集めるかが次の課題となりましたね。
――2024年開催からは、チラシ等DMの配布先変更やInstagram広告の活用などをご提案させていただきました。こちらの効果についてはいかがでしたか。
前年度に比べて、全体的に作品のクオリティが上がったと感じました。告知するターゲット層を絞っていただいたことによって、美術関係の学校や版画工房など、日常的にアートに親しんでいる人やデザイン公募にアンテナを張っている人にしっかり情報が届いた結果なのだと思います。
シンボルマークとして記憶されるような存在をめざして
――現在導入していただいているサービスのほかに、弊社に対して要望などがございましたら教えてください。
小林様:今後は応募や募集に関することだけでなく、結果発表時についても注目を集められるようなフォローをしていただけたらうれしいです。
最優秀賞となった絵柄は「今年のハンコ」として、一流の職人が丹精を込めて彫り上げてくれます。そんな歳の印が、「今年の漢字」や「流行語大賞」などと同じように、シンボルマークのような存在として、もっと世の中に浸透していくことを願っています。そのためにどうすべきか、これまで以上にノウハウや知恵をお借りしたいですね。