第2回ダ・ヴィンチ文学賞/第1回幽怪談文学賞 授賞式レポート
5月9日、第2回ダ・ヴィンチ文学賞と第1回幽怪談文学賞の授賞式に行ってきました。
第2回ダ・ヴィンチ文学賞の受賞作品は、
大賞「うさぎパン」(瀧羽麻子)
優秀賞「山下バッティングセンター」(曽我部敦史)
編集長特別賞「FISH IN THE SKY」(岡本蒼)
(左から瀧羽さん、曽我部さん、岡本さん)
「生身の人間が投げる“リアル・バッティングセンター”があるらしい…」
「山下バッティングセンター」の紹介文にある一言なのですが、かなり引き込まれます。うぅっ、読みたい! 大賞、優秀賞受賞作は、書籍化されて8月に発売予定です。
WEBダ・ヴィンチ:http://web-davinci.jp/
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続いて、日本初の怪談専門誌「幽」主催の「幽怪談文学賞」。
怪談。
思い出すのは中学生のころ。
夜の海、部活の合宿、修学旅行の夜。
よく話ました。
都市伝説半分、創作半分。
そういえば、地元にはわりと有名な「お化けトンネル」というのがあったけど、
結局、何で怖かったんだっけ!? ちょっと忘れちゃいました…。
大抵の素人の怪談は何となくそれっぽい雰囲気を出して、
「(とりあえず)へぇー、こわーい」
「あー、そういうことかぁ(なぜか納得)」
のような感じで終わってしまうのですが、時々やたらと怪談話が
うまい人、いますよね。
「怖さ」「怪しさ」って、意外と感じるのがむずかしい気がします。
きっと、文章に書く場合でも同じことが言えるのでしょう。
いかに「怖さ」「怪しさ」を感じさせるか。
さて、素人の怪談話の思い出と並列して書くのは恐縮ですが、
第1回の受賞作品はこちらです。
長編部門 大賞「夜は一緒に散歩しよ」(黒史郎)
同部門 優秀賞「七面坂心中」(水沫流人)
短編部門 大賞「るんびにの子供」(宇佐美まこと)
正賞のトロフィーは、なんと「行灯(あんどん)」の形をしていて
まさに「怪しさ」満点。会場は爆笑!
(「幽」の東編集長による「幻妖ブックブログ」に詳細が。必見です!)
審査員代表として、京極夏彦氏が登壇
WEB 幽:http://yoo.web-davinci.jp/
※「幽文学賞」については、公募ガイド4月号の「公募クローズアップ」でも掲載しています



