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毎週ドキドキ

2021-06-24
考えごと

こんばんは、いづみです。今回のブログは長めです。

今日は待ちに待った木曜日。
なにを待っていたかというと、「ヤングジャンプ」です。
最近、『ゴールデンカムイ』の単行本をずっと読んでいて、
やっと本誌に追いついたので毎週楽しみにしています。
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ゴールデンカムイ(以下、金カム)、ほんっとうに面白くて、
金塊を探すという大きくて単純な目的に、
政治性や人間関係、アイヌの文化が密接に絡み、
5回読み直してもまだ発見があるという状態です。

たった1コマのセリフもない描写で
「あ、ここで気づいてたんだ」とか
「この視線、なにを意味してるの!」とか、
どこまで練ってるんだと感心しっぱなしです。

金カムのためだけに池袋アニメイトに行き、
日露戦争時の日本陸軍の駐屯地を覚え、
アイヌの論文を読み漁り、生活のすべてが金カムです。

そしてなんといっても醍醐味は、週刊連載であること。
毎週引きのあるシーンを持ってきて、
読者に「来週どうなるん?!」と
ドキドキしながら読ませる、半端じゃない仕事ですよね。

漫画雑誌は紙質の問題もあり、
電子版で買う人が多いそうですが、
私はわざわざ朝コンビニで買っています。
いつか見た、電車でジャンプを楽しそうに読む
おじさんがかっこよかったので。
(グラビアどーんのヤンジャンを電車で開くのは
恥ずかしくてけっきょく家で読んでいますが……)

そんな感じで完全に「金カムオタク」として
日々ネットの海を漁っているのですが、
気づいたことがあります。それは
オタクにもいろいろあるなあ、ということです。
なにを当たり前のことをという感じですが、
今回せっかく身をもって知ったので
私の感覚を書いておきます。

簡単に言うと、
大きく分けて2種類あると感じています。
作品を好きになった後の行動には2パターンあり、
1つ目が2次創作など、
その世界観の中で自分が創作するタイプ。
べつに文字や絵にしなくとも、
物語の行間を想像して楽しむタイプも
これにあてはまると思います。
2つ目が、関連資料を漁って作品を知ろうとするタイプ。

たとえるならば『源氏物語』を読んで、
『あさきゆめみし』を書く人と、
『源氏物語注釈本』まで読んで研究する人という感じです。
実際にはグラデーションとして存在するんでしょうが、
傾向はあるなあと感じています。私は完全に後者なので、
自分で創作できる人のことをかなり尊敬しています。
書ける人ってなにを持っている人なんだろうと思います。

それにしても、小学~高校までは少年ジャンプ派だったので
ヤンジャンを読むと、大人になったなあとなんだか感慨深い。