ハワイの美術教育
2021-02-16
アートこんにちは、hanaです。
なかなか海外に行けない昨今ですが、
以前ハワイにて気になったお話をご紹介します。
ホノルル美術館に足を運んだ際、
館内で先生のような方と子どもたちが紐や画用紙を使って目の前の著名な絵画を観ながら再現(表現)していました。
また、他の展示室では年配の方が子ども達に作品の歴史や背景を説明する光景も見られました。
学校の課外授業なのかなと思いましたが、スタッフの方に確認すると美術館のボランティアの方が地元の子ども達に向けて自由にアートを感じるためのプログラムを開催しているとのこと。
後日、現地で暮らす知人に話を聞くと、ハワイでは学校によって美術の授業に費やす時間が短いので、その分美術館が開催するプログラムに参加させることがあるそうです。
きっと子どもたちは本物を観て自分で表現することや地域の人とのふれあいを通して唯一無二の学びを経験するのだろうなと考えると、とても羨ましくも感じます。
美術の授業時間が短いという一見マイナスに聞こえることも、実際の美術館で学ぶというプラスの要素で補われ、それ以上の学びを与えるという今回のお話。
最近は日本の美術館でも子ども向けのプログラムが多く開催されているので、学校だけでは得られない貴重なアート体験を子どもも大人も一緒に楽しみ、唯一無二な学びを経験したいなと思うのでした。