「知る」と「分かる」の違い
2021-01-20
エッセイもどきこんばんは、ウェブ担当のKです。
「知る」と「分かる」という言葉、似ているようで全く違いますよね。
「知る」とは対象を他と違うものと認知すること、「分かる」とは対象を漏れなく理解して自分のものとすること、そのように理解(ややこしい…)しています。
ただ知っているという状態は、ともすると「分かっている気になっている」と錯覚してしまうことがあります。
聞きかじったことを分かったかのように受け止めないよう、気をつけたいものです。
自分で見分ける方法は一つ。
分かっていれば自分の言葉で語れます。人に教えることができます。
例えば、学校の先生はもう専門領域について自分なんかより十分に詳しいのに、なぜ人に教える仕事をしているのだろう、知識をひけらかしたいだけなのではないか。
でもそれは誤解でした。
教えるとは対象を漏れなく理解して自分のものとしようとする、知の探求活動そのものだと思うのです。
続けていくことで初めて、人に「分かった」と言える場所へたどり着けるのではないでしょうか。
そんなことを内なる自分に問い直す1月でした。
P.S.
弊社はイニシャルKのスタッフが多いため、次回よりJと名乗ろうと思います。
アルファベットでKの一つ前の文字ということで「謙虚に生きていく」という自戒を込め。