No 〇〇, No Life なはなし 番外編(あの人の思い出)
ここのところの猛暑のおかげで夜中に何度も目覚めてしまう鈴木です。
今年は本当に暑すぎる。皆さんもくれぐれも熱中症にはご注意ください。
さてそんな猛暑の中、今年もこの時期がやってきてしまいました。
フジロックの時期が。。
既に友人のSNSアカウントでは盛り上がりを見せており、今年も見事にこのあるあるが当てはまってしまいそうでしたが
今年からはYouTubeでのリアルタイム配信が決まり涼しい家でゆっくりと堪能できそうです。
そして今年はまさかのボブ・ディラン出演。
流石にボブ・ディランの配信は無いようですが。
これを見逃したらもう一生見ることは出来ないんだろうな、と考えると家族を置いて日曜だけでも行ってこようかとも思ってみたり、みなかったり。
そういえばこれまでの音楽人生の中でもそんな、もう二度と見る事の出来ないライブに出くわしたことがありました。
フジロックといえばあの人。
今回はそんな思い出について語ってみたいと思います。
忌野清志郎@チベタンフリーダムコンサート(1999年)
アラフォーの音楽好きの多くが通ってきたバンド「Hi-STANDARD」や「BRAHMAN」見たさに行った「チベタンフリーダムコンサート」。
1996年にBeastie Boysがチベットの現状を広く伝える事を目的として主催したイベントの4回目は
シカゴ、アムステルダム、シドニー、そして東京の4都市で同時開催という大規模なものでした。
その東京公演で名を連ねていた忌野清志郎。
メロコア大好きキッズであふれかえっていた会場でステージには中央にマーシャルのアンプが1台だけ。
袖からギターを抱えてとことこと一人でステージの中央へ彼はやってきました。
大したMCも無く、突如ギターをかき鳴らし始めた瞬間に会場の空気が一変したのを確かに感じました。
他の演者に比べてステージのパフォーマンスも、音楽的にも派手さは無いですが
圧倒的に大きな、言葉にできない「何か」をその場にいた全員が感じたと思います。
5,000人の観客の前、広いステージに1人だけ。ギターと声だけ。
その潔さにやられました。
その後、お目当てのハイスタも無事に見られたのですが
今この日を振り返ると思い出すのは「忌野清志郎がとにかく凄かった」という事だけです。
そして残念ながらこの体験から数年後、彼のライブを見る機会は永遠に無くなってしまいました。
こういうことがあって、一生に一度の体験になるかもしれないのなら出来るだけ体験しようと
沢山ライブを見に行くきっかけとなりました。
音楽以外も出来るだけそういう機会を逃さないように生きて行けたらなと
改めて思うFRFに行けないおじさんの独り言でした。
ちなみにこのイベントからもう20年くらい経ちますが、
まだこの時のイベントTシャツは大事に取ってあり、たまーに着ています。



