編集報 巧の巻 其の1「おもしろいとは?」
2012-09-21
「おもしろい」には四つある。「愉快・痛快」は笑える、胸すくおもしろさ。「個性・期待」は「おもしろいやつだ」「おもしろい展開だ」というようなおもしろさ。「共感・感動」は読んで字のごとく。「知的好奇心」は「へえ、そうなんだ」という未知のものを知るおもしろさ。次号11月号(10/9発売)ではこの「おもしろさ」をフィーチャーし、「おもしろいの条件」という特集をする。正しくは「おもしろさの条件」と言うべきだが、「おもしろさの条件」ではあたりまえ過ぎてすっと通り抜けてしまい印象に残らない。つまり、「『おもしろいの条件』ってなんか変だな」と思ってもらうのが狙い。これは広告コピーにはよくある手法で、「私な休日」といったものもそう。ただし、文法的には間違いではある。(黒)



