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社員ブログ

TK-プレス 其の4「言うことはレベルによって変わる」

2009-09-15

今夏、甲子園に出場した横浜隼人高校の守備練習を見ていたら、バックホームの際、内野手はすべてバックハンドで捕っていた。そのほうが送球しやすいからだろう。逆に外野手は体を開いて捕球していた。横から見たほうがバウンドが分かりやすいからのようだ。


しかし、相手が小学生なら、やはり基本どおりボールの正面に入れと教えるだろう。この年代はどう捕るかより、いかに動くかというアジリティー(俊敏性)が優先されるから。つまり、同じプレーをしても相手のレベルによって指摘することは変わるということ。


欠点が分かっていても直さないこともある。以前、極端にインステップする投手がいて、そのチームの監督さんに聞いたところ、「ボールが“来ている”から今はいじくらない」とのことだった。変にいじくると全体のバランスが狂うそうだ。


直したくても直せない場合もある。小学校低学年だと理屈を理解できず、できても筋力不足でマネもできない。だから、気長に基本の反復練習をするしかないのだが、短期間での上達は諦め、どこかいいところを探して褒めたりすると、気をよくして急にうまくなったりするので驚かされることがある。だが、反面、そういう根拠のない自信は壊れやすくもある。


えーと、前置きだけで終わってしまいました。つまり、すべてのアドバイスには似たような面があるという話です。(黒)