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社員ブログ

TK-プレス 其の1「オススメはダブルクリップ」

2009-08-04

事件の詳細は忘れたが、以前、こんなことがあった。
――預かった原稿がばらばらになってしまい、担当編集は前のページの末尾の言葉と次のページの最初の言葉を見て並べ直していったが、たまさか同じ言葉で始まるページがあり、掲載した作品を見たらページがてれこになっていた。


そんなことになったら大変だと、編集者はノンブル(ページ番号)がふってあるかどうかに気を配り、なければせっせと(文字通り1から)手書きで振り直す。
そんな事情を知ってか知らずか、かなりしっかり紐で綴じてくれる方がいてありがたいのだが、コピーをとる必要がある場合、実はこれがあだになる。紐を解かなければコピー機のソーターに入れられず、パンチで空けた穴の跡が写ってしまうからだ(審査には影響ないけど)。


個人的に一番いいと思っているのはダブルクリップと呼ばれる事務用のクリップで、これだとしっかり留められるうえ、着脱も自由自在。クリップを外して一枚一枚読めるのも便利だ。外せないと、後半になるに従って作品が扇のようになってしまい、しかも、綴じてある箇所が持ち上がってしまって編集記号などの赤も入れにくい。誠に編集泣かせなのだ。


というようなことを書いたら、親切にも二枚の原稿を綴じるのに大きなダブルクリップを使用した方がいて、恐縮してしまった。これは言ったほうが悪い。ちゃんと「枚数が少ない場合はホチキスで留め、ホチキスで留められない場合はダブルクリップで留めてください」と言わないといけなかったんですね(反省)。
なお、同じクリップでも、ゼムクリップはよくない。これは簡単に取れてしまうので、外すことが前提でなければ、公募や投稿では避けたほうがいいと思う。(黒)