トーキョーワンダーウォール公募2009 授賞式
6月5日(金)、東京都現代美術館へ「トーキョーワンダーウォール2009」の授賞式へ行ってきました
入選作品も、ズラッと展示されています
若手美術家たちによる現代美術の公募展として開催され、主催者は東京都です。
応募資格は35歳以下の人のため、若手美術家にとって自分の作品を見てもらえるいい機会ですよね
もちろん東京都の顔といえばこの方
石原慎太郎都知事が審査委員長を務めています。
他には審査員の氏家齊一郎さん、天野太郎さん、今村有策さんがいらっしゃってました。
18時開会のはずが、都知事が到着したのは15分ほど遅れてから。
熱心に作品を見ていたようです。
そして、審査員の方々が壇上に座り、いよいよ受賞者の発表です
入選作品に選ばれた方々も会場に詰め掛けています。
みんなドキドキしながら発表を待っている様子でした
(なんだか、こちらもドキドキ…
)
この公募展では、平面作品部門と立体・インスタレーション作品部門の2部門あり、それぞれの部門より審査員長賞と大賞が1名ずつ。平面作品部門はトーキョーワンダーウォール賞としてさらに10名受賞者が呼ばれます。
平面作品部門、応募者数1404名。入選者は103名。
立体・インスタレーション部門、応募者数154名。入選者は10名。
両部門とも平均年齢が26歳、最年少応募者は14歳
皆さん芸術家の卵として、日々創作活動に励んでいるんですね
さてさて、受賞者とその方々のコメントです

平面部門の審査員長賞は、池田衆さん。
「普段は家で製作活動をしています。多くの人に見てもらえて嬉しい。」
大賞受賞者は平川ヒロさん。
「すばらしい賞をいただけて、石原慎太郎様はじめ感謝しています。」
(会場爆笑でした
)
立体・インスタレーション作品部門の審査員特別賞は、
男性2人によるグループDIG&BURYのてらさわさんとおださんのお二人。
「ベネチアビエンナーレを目指しています
」のコメントに審査員をはじめひと際会場が盛り上がりました
大賞受賞者は、桝本佳子さん。「大学を卒業して3年目、作品を作り続けて今報われました。」
石原都知事のコメント。
「おめでとう。毎年同じことを言っているが『ゲテモノ』と呼ばれるようになってほしい。新しいことをやるとゲテモノと言われた。やりたいことをやり、人と違うことを恐れず、それによって喧嘩をすることを恐れず、ゲテモノを目指して欲しい。」
審査員、今村有策さんのコメント。
「今年は応募多数で全て力作だった。実力がある人が応募してくる。これを期に次のステップを目指して頑張って欲しい。世界で活躍している人は、水面下で日々努力をし、弛まぬ歩みをしている人ばかりです。だから、ゲテモノとしても勝負し続けられる。」
なるほどね~ゲテモノか。新しいことを恐れずに、人と違うことを恐れずにね~。何かを大勢の人に発信・発表することは少し勇気が必要ですよね。妙に納得しました。
授賞式後に入選作品の展示会場へ行って作品も見てきました。
手先は不器用&絵心がない私(矢)にとっては、
絵が描ける
モノが創れる
なんて素晴らしいと感心しました
ゆくゆくは大物芸術家になるべく若手芸術家の皆さん、これからも頑張って創作活動に励んで欲しいです。
作品を発表する場として、我こそ
と思う皆さまも是非ゲテモノを目指して、挑戦してみてはいかがでしょうか
美術の授業は好きだったけど成績は毎回ともなわなかった(矢)でした



